経営戦略とゴルフ

ゴルフで良いスコアを出すためには、何が重要でしょうか?

もちろん突然開眼してプロゴルファーのようなショットが打てることなどはあり得ませんし、魔法のようなパターもありません。(短期的にはリソースは制約されます。)

【計画フェーズ】

まずは自身のスキル(内部環境)を冷静に分析することが重要です。そして強みと弱みを明確に把握しておかなければなりません。例えば、次のようになります。

○ パワーがあり飛距離が出る
▲ ドライバーが不安定でOBがしばしば出る
▲ 力むとアイアンショットが左に曲がりやすい

できれば、これらを主観的に決めるのではなく、 ここ最近のラウンドでの実績や練習場での傾向を基に把握することが望ましいと考えます。

【実行フェーズ】

何がしたいか、何ができるかではなく、何をすれば最もリターンが大きいかパーセーブという目標に対してどうすれば最小のリスクで達成できるか、各ホール毎にその道筋(プロセス)を論理的に意思決定しなければなりません。

・ 350ヤード以下のミドルホールはドライバーを使わない
・ 最も打ちやすい8番アイアン、9番アイアンの距離が残るようにクラブを選択する
・下りのパットよりも花道からのアプローチを打てるようにクラブを選ぶ
・最初に起こりやすいミスを想定し、そのミスが出た場合のヘッジ手段を事前に準備しておく。
さらに許容できるミス(グッドミス)が出るようにショットを選定する

また、これらの意思決定の際に重要なのは、上記のように普遍的なセオリーを外さないこと、自らの強みを生かし弱みを出さなくても済むような意思決定をすることです。そして意思決定したらやり切ることが最も大切です。

さてゴルフ好きの社長の皆様へ 

上記を経営に当てはめると、おわかりになると思います。
ゴルフと経営がいかに共通点が多いということを!
経営指南書についても、上記のゴルフ戦略を経営用語に読み替えたものが数多く存在します。

 

 だから経営戦略をゴルフに例えて学ぶと実践的でわかりやすいのです!