人材教育とゴルフ
ゴルフはスキルアップがなければ画期的なスコアアップにはつながりません。そのためには平常のトレーニングが必須です。
さて、トレーニングにあたっては漫然とドライバーを振り回してもスキルアップはできません。中には打てば打つほど下手になる人もいます。練習場プロではなく、コースで良いスコアを出すためのトレーニングを積み重ねていかなければなりません。体系化すると以下のようになるでしょう。
基礎編
・正しく美しいスイング作り(フォーム改善)
・体力アップ(スイングスピード、柔軟性、下半身の持久力)
・必須スキルの習得(前に飛ぶショット、アプローチ、パット、バンカーショット)応用編
・ショットの精度アップ
・球筋のコントロール実践編
・コースマネジメント
・さまざまなライへの対応個別課題
・強みを伸ばす
・弱みを克服する
さて、トレーニングに取り組むために重要なことは以下ではないでしょうか。
トレーニングはコースでのスコア(現場での成果)という目的のためにある。逆に言えば、練習のための練習に意味はない。
スキルアップ課題には共通必須テーマと個別重要テーマがあり、それぞれの課題を個人別に明確化し、目標設定し、定期的に修得状況をチェックしなければならない。
コースラウンドは目標達成状況、スキル修得状況のチェックの場であるとともに新たな課題発見の場でもある。ラウンド結果は速やかにフィードバック&分析した上で、今後のトレーニング計画にも反映していかなければならない。
スコアを現場の成果、ラウンドをOJTに読み替えるとそのまま人材教育計画に使えるのではないでしょうか。
だからこそ、ゴルフでの失敗は経営の教訓にできるのです。
また、戦略論やマネジメント論を学ぶための良き教材になるのです。